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中学校国語教員が仕事・婚活・結婚・妊活・子育てなどに挑む姿

【教員の仕事?】4月に眺めると役に立つ業務メモ

こんにちは。 中学校国語教員です。

ゆっくり授業準備もできない中で、相談しづらい中で、怒涛のように始まる4月。

何をしていいかわからないと、本当に苦痛で仕方ないですよね。

以下はちょっとしたメモですので、活用できそうならご覧ください。

 

 

担任業務【認める・褒める場面を増やす】×管理する

・訓示(凡事徹底、時を守り場を清め礼を正す)

・一人一人とのコミュニケーション(対面・文章)

・生徒指導(個別の指導計画確認・作成)(報告連絡相談も含む)

・欠席者への連絡や家庭訪問

・生徒指導後の保護者連絡

・教室整備(掃除、机椅子の整理、ロッカー確認、チョーク掃除道具等備品確認と補充)

タブレット端末管理

掲示物作成(去年の写真・学年団の先生に相談)

・会計処理の方法確認(集金方法、出ない家庭への働きかけ、処理ソフト)

 

・生徒と一緒にルール設定と周知徹底する準備

(去年まではどうしていた?今年はどうしたらスムーズ?私はこんなアイディアがあるけどみんなはどう?)→できそうにない場合は見切り発車+意見聞かせて!

 ・朝の会や帰りの会の確認

 ・朝読書や朝学習の確認

 ・健康観察と体温測定

 ・給食時間の仕組み設定

 ・掃除時間の仕組み設定

 ・係活動や当番活動のルール作り

 

などなど。

 

私は、

こうなってほしい」(卒業までに、1年後、半年後、1か月後、1週間後)

これは嫌だ」(人として、社会人として、)

それ以外は話をしよう」(別の人間が考えていることは、聞かなければわからない。聞き方は学んでいこう)をはじめに話すことが多いです。

 

また、ルール作りは本来なら生徒と一緒にできたらいいなと思っていますが、そうはいかないことも多いので、

「初めはこれでやっていく。意見があったら○○日までに口頭でもノートでも良いから教えて。みんなで話しよう」と伝えます。

 

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考えよう 話し合おう
伝えたいこと

自分にかかわることを自分たちで意思決定していくこと。

思考停止に陥らないようにすること。

考えを聞いてもらえる、聞かせてもらえる経験を積むこと。

自分中心に考えるわがままと、自分を含めたみんなのことを考えるリーダー性や思いやりの違い。

いろんな考えの人や特性の人がいる中で、どうすれば良いか考え表現すること。

どうしても合わない人がいる中での自分の立ち居振る舞い。

などなど。集団の中で学ぶことや練習することは多いです。

学級活動の時間に自分たちで議題を見つけて解決していく集団になれたらソサエティ5.0社会でも生き残っていける人材になるのではないかなと思っています。

朝の会や帰りの会でこういう話をしていると、聞いてくれる生徒も多いので、ありがたかったなぁと思っています。

 

みなさんはどう思われますか?

 

教科業務【本来一番力を入れたいところ】

・教科書確認(冊数、配布ルール)★別冊がある場合配布時期や管理に注意

・ワーク類の選定→注文→確認・配布

・年間指導計画のチェック(作成からしなければならない場合もある)

・評価規準、成績の付け方の確認(1は付けるななど、平気で言われることもある)

・研究授業の時期と担当を確認

・市内研究などの担当を確認

・昨年度の習字・作文コンクール出品状況を確認(心の準備と締め切り・手順確認)

・テストの実施方法など、各校独自ルールの確認

・授業準備

 ・学ぶ意義

 ・成績の付け方

 ・授業の流れとルールの確立と徹底

 ・休んだ時の対応確認

 ・課題や宿題の出し方を徹底

 ・タブレット端末の使用ルールの確認

 ・単元を設定

 ・年間計画で目標を確認

 ・Bになる生徒の姿を具体的に設定・Cになる生徒への手立て

 ・言語活動を考えて準備(ワークシート?話し合い?端末でいける?)

 ・1時間に落とし込む(板書・ノート・端末データなど)

・必要なら準備(1回作って毎年ブラッシュアップがおすすめ!)

 ・総ルビ教科書人数分

 ・話し合い活動の手順書

 ・物語文の読み方抑え方

 ・説明文の読み方抑え方

 ・自分の意見を書くための手順書

 ・学びの羅針盤(この単元ではこれができればOK)

 

4月頭にやることが多いです。

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ワーク類の注文

わからなければ市内を回っている教材屋さんに「今年市内ではどれが一番出ていますか?」と聞いてみるのもありだと思っています。

とりあえず買わずに、「ゴールデンウイーク明けまで考えます」という方もいます。

そもそも、ワークが必要ないという議論もあるので、自分に合った方法を徐々に確立していきましょう。

 

年間指導計画

前年度の担当者が作っているはずなので、確認して微調整するだけでいいはずなのですが、中には作成されていない学校もあるかと思います。

忙しすぎるこのタイミングで提出を求められたら、教科書会社のホームページに飛んで、年間指導計画をダウンロードして、提出しておきましょう。

後々使いやすい体裁に整えたり、見直していけばいいです。(多分できる暇はないです)

 

校内独自ルールの確認

不登校の生徒へのフォロー、かかわり方は確認しておきたいところです。

担任の先生ばかりに負担がかかるのは違うのではないかなと思いつつ、保護者本人ともに担任意外とは関わりたくないということもあるので難しいところ。

また、成績についても全体で確認しておけば、「CCC 1」で良いのか躊躇うことなく成績処理ができるので事前確認がおすすめです。

 

研究授業が設定されている学校が多いと思います。

私は研究授業好きな方なので、やりますよーと受けることが多いです。その割に授業上手ではないのですが(…生徒の皆さんごめんなさい…頑張らせてください…)

研究授業の時に、指導案がどこまで必要なのか、締め切りはいつなのか、を確認しておくといいですよ。

 

コンクールへの出品。夏休み明けは死ぬほど作文読みますよ。

読書感想文や各種作文コンクール。ついでに習字も入ってきます。

例年、どれだけの種類のコンクールに、何人くらいの生徒が応募しているのかを調べておき、心の準備と締め切りメモをしておくことをお勧めします。

明日までに50作品読んで3作品選んで応募!とか、普通にありました。もうやりたくない。

 

テストの持ち方。学校によっては、テスト週間を設けて中間や期末を実施するところもあれば、単元ごとに各教科でテストを実施するところもあるでしょう。

どのようなルールになっているか教えてもらっておかないと、授業構成に多大なる影響が出ます。聞きましょう。

 

市内研修所員が当たっていることも。何をすればいいかは同じ教科の先生がいれば、その方に聞いてください。小規模校で同じ教科の先生がいない場合、他校の先生に電話して聞きまくりましょう。

できる先生が前任だった場合、何月までに何をする。何月までに何を提出する。何月中に何をどこで手続する。など、A4一枚にまとめてくださっていることもあります。ありがたく活用しましょう。そして、自分もそうできるようになりましょう…(自戒)

 

授業準備はここで書くと長くなりすぎるので、別記事を作りたいと思います。

 

○分掌業務

・昨年度のファイルを確認(紙媒体・データ)

・いつまでに何をどうするのか確認、メモ

・一緒に分掌をもっている人にいつまでに何をしてもらうのか書面にして渡す

・各分掌でやったことを記録として残していく(来年度の自分が困らないように)

 

昨年度がコロナ禍だったこともあり、一昨年度を確認するか昨年度を踏襲するかは迷うところですね。管理職に聞いてみるのも良いでしょう。

どの分掌が当たるかで、全く忙しさは異なりますが、初めのうちは「教えてください」というスタンスで良いと思います。

少しずつ、視野が広がっていき、やるべきことがクリアになってきます。自分の担当なら、見ないふりはやめましょう。

…できることが増えると、忙しさも比例して上がっていくので、気を付けてください。

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ほどほどに。

 

○部活動業務

・朝練廃止

・放課後練は初めと終わりだけ顔を出す

・土日はどちらかのみ

・複数顧問なら、分担する

 

やる気のある方すみません。私は全力で部活やりたくない派です。

別記事にもある通り、できる限り部活動に割く労力と時間を減らしていきたいです。

婚活も家庭も趣味も、とにかくプライベートを大事にしましょう!!

 

 

まとめ

担任業務、教科業務、分掌業務、部活動業務で行うことをざっくりまとめてみました。

4月当初、何をしていいかわからない人は、教科業務から手を付けることがおすすめです。教科書の冊数確認して、ワーク選びましょう。使わないワークを資源回収に回しましょう。どこに持っていけばいいかは校務員さんに聞いて、仲良くなりましょう。

事務員さんとも話をしましょう。提出する書類について、会計について、質問しながら仲良くなりましょう。

図書室にも足を運びましょう。私は職員室にいたくない時、よく避難させてもらっていました。

 

担任業務は横並びの意識が強い学校だと二度手間になる可能性があるので、会議後に動き始めましょう。

 

分掌業務はとりあえず前年度踏襲でスタート。スクラップできそうなことはその都度相談。全て記録に残しておく。というつもりで行きましょう。

 

部活動は廃止しましょう。

 

わからなかったら聞く!付箋に質問を書いておいて机に貼っておく!

そしてその間、ここにあることをやってみる。

忙しさにつぶされないように、リミットを決めて動いていきましょう。

無理、と思ったら投げ出して帰りましょう。定時は過ぎているんだ。許される。

1年間はしんどいけれど、2年目からは先が見えるから楽になる!はず!

 

お互い、がんばっていきましょう。