中学校国語教員 仕事ニマケズ結婚スル

中学校国語教員が仕事・婚活・結婚・妊活・子育てなどに挑む姿

持続可能な仕事術

こんにちは 中学校国語教員です。

今回は、仕事について考えたいと思います。

婚活をするにしても、幸せな結婚生活を維持するにしても、重要なのはバランスです。

24時間しかない時間を何にどれだけ充てていくのかを考えていきましょう。

 

まず知っておきたいのは仕事は無限に増殖するということです。

中学校教員として、現在もっている主な分掌だけでも

・副担任(3年・特学)

・国語科主任

・生徒会担当

・進路事務

・図書館教育担当

・司書教諭

・給食事務

・学年会計

不登校支援

・特別支援担当

・特学奨励費

・部活動顧問

・PTA部会

とまあまああります。

 

全てに全力を捧げていれば時間がいくらあっても足りません。

さらに、出張や調査、それらの報告書の提出なども求められます。

 

また、生徒のためだからという美旗の下、行事や〇〇教育というやらざるを得ないことが増えていく一方です。

 

もちろん、LINEや Instagramなどのトラブルにも対応します。保護者対応や警察対応が必要な時もあります。

 

そう、仕事は無限に増殖するのです。こんなことでは、定年まで仕事を続けるのは無理があります。

 

f:id:k_emi32:20210407121722j:plain

投げ出したいけど投げ出せないあなたと私へ


 

では、どうするか。

・最適化する

・頼る

・捨てる

です。

 

最適化する

これは今度やろう…ではなく、文書を提出する仕事は振られたら即手をつけましょう。

そうしないと忘れます。締め切りを守ることは何より重要だと心得ましょう。

闇雲に手をつけるのではなく、まずは何の調査なのかを落ち着いて把握します。

 

そして、前任者や過去の自分が積み上げてきたデータを引っ張り出して現在のフォーマットに合わせることを意識します。

 

学校ごとに状況は違うと思いますが、分掌ファイルは3〜5年保存の物が多くなっています。

最近ではpublicのような共有フォルダにデータとして残してあるものも多いでしょう。

 

最悪、保存義務があるため紙媒体では残っているはずです。回ってきた仕事の文書整理番号と同じ番号の過去のファイルを探しましょう。

とにかく過去のデータを探してください。

そして、現状の数字や名前などに書き換えてください。

 

お役所仕事は前例が何より大事。

前例に則った体裁さえ整っていれば文句を言われることはあまりありません。

まして、役所など外に提出する書類は起案して管理職のチェックを受けているはずです。

その時点で我々担当者が責任を負うことはなくなります。

 

 

最適化のためにすること

・起案しなければならないもの、誰かを巻き込む仕事はできるだけ早く処理すること。

過去のデータにアクセスしやすい環境を作っておくこと。

 

頼る

学校の先生という人たちは、頼られることは好きですが、頼ることが苦手な人が多いようです。

定時内に仕事が終わらないのに、体調が良くないのに、無理してしまう人をたくさん見てきました。私自身もそうでした。

 

あの人もできている、この人はもっと沢山がんばっている、同じくらいは頑張らないと!

この思考は危険です。教員なら知っているはずですが、人には向き不向きがあります。

抱えている家庭環境や健康状態も違います。

全員一律に足並みを揃えることは不可能です。

クラスの生徒を見ていれば自ずと学んでいるはずです。

 

人間関係を上手に構築している生徒はどうしていますか?

協力をあおぐことで乗り越えていませんか?

 

大人になっても同じです。無理なこと、できないこと、知らないことはいろんな人に協力してもらって、乗り越えていきましょう。

 

「今、クラスがこんな状態で困っています。様子を見にきていただけませんか?」

「この分掌のファイル、どこにあるか教えてもらえますか?」

「この日は家のことがあるので部活は無理です。代わってもらえませんか?」

 

困ったことは声に出しましょう

いっぱいいっぱいになる前に声に出しましょう。

SOSが発信できない職場環境であっても、誰かには知っておいてもらいましょう。

頼ることを覚えると、少し楽になりますよ。

 

捨てる

やることばかりが増えていく学校現場。

やらなくても困らないこと、実はありますよね。

また、私ではなくても良い仕事もあります。

取捨選択して捨てていくべきです。

 

・蛍光灯を変えること、消毒液を補充すること、私は生徒に頼んでいます。

・部活動指導、できないものはできないですよね、外部コーチをお願いしています。

・生徒会の行事、やりたいことがあるのなら、どれを諦めるか決断してもらいます。

・教科や分掌の事務連絡会、メールやGoogleのアンケートフォームで終わらせています。

・会計業務、市内統一のフォーマットを作ってもらいました。

・会議までに意見がありそうな人には意見を聞いておき、時間短縮をはかっています。

・空き時間にするべきことの優先順位は人に関わること>個人作業と割り切りましょう。

・10分休みに提出物や小テストの採点は終わるようにロイロノートを駆使しましょう。

 

捨てていきましょう

本当に必要な、顔を見ながらするべき指導に時間を使えるように

心に余裕を作るために。

定時は無理でも17時台には帰れるように。

(なぜ夏の部活動は18時30分まであるのでしょうね?)

 

敵を作らず持続可能な仕事の仕方にシフトするのはなかなか難しいかもしれません。

・自分の仕事はきっちりやる

・ミスは素直に認め、すぐに訂正する

・文句や悪口を言わない

 

頑張っている人を教員は悪く言いません。

この3点を心掛けながら、

 

・最適化する

・頼る

・捨てる

 

をやってみてください。

 

無限に増える仕事に対抗し、躱しながら、定年まで一緒にがんばりましょう。

それでもしんどくなったら、誰かにSOSを出してください。休みましょう。

仕事と人生、どちらが大切かなんて、考えるまでもないですから。